「2ヶ月で60万円も入金したのに、含み益が減ってる…失敗?」
忙しいSIerのPM/PLほど、月1回だけ証券口座を開いたときに、ここで手が止まります。
ITコンサルの原 黒之介(はら くろのすけ)です。
このブログでは、忙しいSIerのPM/PL向けに、新NISA×iDeCoで資産5,000万円を目指す“運用ルール”と実践ログ(資産推移)を公開しています。
結論から言うと、今回の「入金したのに利益が減った」は失敗ではありません。
投資信託の“正常な動作”です。今月の実績(数字)で、初心者が不安になるポイントを論理的に分解します。
※本記事は情報共有であり投資助言ではありません。投資には元本割れリスクがあります。最終判断はご自身の責任でお願いします。
2026年2月のNISA実績(2/16時点)
今回の見出しにあるとおり、新NISA+旧NISA合計で評価額が1,200万円を超えました。
まずは全体像を数字で確認します(細かい銘柄は後でOK)。
NISA合計(新NISA+旧NISA)
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 評価額(資産合計) | ¥12,234,322 |
| 元本(積立総額) | ¥9,010,244 |
| 含み益(利益) | +¥3,224,079 |
| 利益率 | +35.78% |
ポイント:含み益(+322万円)は十分出ています。
そして資産形成で一番重要なのは、元本(積立総額)が計画どおり増えていること。ここさえブレていなければ、運用は順調です。
入金が増えたのに、なぜ利益が減る?
初心者が一番不安になるポイントなので、先に比較を出します。
前回(12/14)→今回(2/16)で、新NISAがどう変化したか。
新NISA(12/14 → 2/16)の変化
| 項目 | 12/14 | 2/16 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 元本(積立額) | ¥6,850,156 | ¥7,450,185 | +¥600,029 |
| 評価額 | ¥8,265,904 | ¥8,742,600 | +¥476,696 |
| 含み益 | +¥1,415,748 | +¥1,292,415 | -¥123,333 |
つまりこういうことです。
- あなたが追加した元本:+60万円(事実)
- 含み益:-約12.3万円(事実)
「60万円も入れたのに利益が減る」ように見えますが、これは構造上、普通に起こります。
評価額は“掛け算”で決まる
投資信託の評価額は、ざっくり次の式です。
評価額 = 口数(量) × 基準価額(単価)
- 口数(量):入金すれば増える(あなたがコントロールできる)
- 基準価額(単価):市場要因で上下する(あなたがコントロールできない)
今回起きたのはこれだけです。
- 入金で 口数は確実に増えた
- ただし期間中に 単価が少し下がった
- 結果として 含み益が一時的に縮んだ
資産規模が大きくなってくると、単価が1%動くだけでも金額影響は大きく見えます。
いまのあなたのNISA評価額は約1,200万円。1%=約12万円。
だから、含み益が10万円単位で上下するのは自然です。
ここで大事なのは「原因探し」ではなく、“コントロールできない変動”に振り回されないことです。
今月やるべきこと(結局これだけ)
投資初心者が迷うのは、知識不足というより「判断回数が多い」からです。
忙しい人ほど、運用は固定化した方が勝ちます。
① 入金が設定通り動いているか確認する
まずはここ。売買より先に、運用の土台を固めます。
② 相場を理由に、運用ルールを変えない
含み益が減ったからといって、
- 売る
- 積立を止める
- 気分で買い増す
は、忙しい人ほど事故になります。
あなたが勝ちやすいのは「相場を当てる運用」ではなく、
月1回の定例タスクとして積立を継続する運用です。
③ ログを残す(評価額/元本/含み益)
記憶に頼ると、忙しい時にブレます。
数字を残すだけで、迷いは激減します。
2026年2月の詳細データ(内訳)
初心者は「全部プラスだな」くらいの確認で問題ありません。
ただ、このブログは“実践ログ”が価値なので、円の実数で出します。
新NISA(成長投資枠)
| ファンド名 | 元本 | 評価額 | 損益 | 損益% |
|---|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | ¥2,500,089 | ¥3,170,580.79 | +¥670,491.46 | 26.82% |
| iFreeNEXT インド株インデックス | ¥2,400,035 | ¥2,480,705.49 | +¥80,670.69 | 3.36% |
| 合計 | ¥4,900,124 | ¥5,651,286 | +¥751,162 | — |
新NISA(つみたて投資枠)
| ファンド名 | 元本 | 評価額 | 損益 | 損益% |
|---|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | ¥2,550,061 | ¥3,091,313.86 | +¥541,252.65 | 21.23% |
新NISA 合計(枠別)
| 枠 | 元本 | 評価額 | 損益 |
|---|---|---|---|
| 成長投資枠 | ¥4,900,124 | ¥5,651,286 | +¥751,162 |
| つみたて投資枠 | ¥2,550,061 | ¥3,091,314 | +¥541,253 |
| 新NISA合計 | ¥7,450,185 | ¥8,742,600 | +¥1,292,415 |
旧つみたてNISA
| ファンド名 | 元本 | 評価額 | 損益 | 損益% |
|---|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | ¥785,023 | ¥1,748,106.53 | +¥963,083.96 | 122.68% |
| 楽天・全米株式インデックス・ファンド | ¥775,036 | ¥1,743,615.78 | +¥968,580.17 | 124.97% |
| 合計 | ¥1,560,058 | ¥3,491,722 | +¥1,931,664 | — |
最後に:資産形成は「感情」ではなく「仕組み」
ITの現場は、毎日イレギュラーが飛んできます。
でもプロジェクトが前に進むのは、気合ではなく手順と定例があるからです。
投資も同じ。
相場が上がる月も下がる月もある。含み益が増える月も減る月もある。
それでも、元本を積み上げ続けた人が強い。
今月の「含み益が減った」は失敗ではありません。
資産が大きくなってきたから、変動額が大きく見えただけです。
来月もやることは同じ。
入金する → ルール通り積み立てる → ログを更新する。
それだけで、資産形成は前に進みます。


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