「運用しているけど、ちゃんと増えているのか実感がわかない」
そう感じていませんか。月次でログを公開することには、2つの意味があります。ひとつは自分自身の継続記録。もうひとつは、同じようにNISAを積み立てているPM/PLの「比較軸」になること。
ITコンサルの原 黒之介です。このブログでは、時間のないSIerのPM/PL向けに、NISA×iDeCoをルール化して資産形成を進める実践ログを公開しています。
今回は2026年3月22日時点の運用実績と、直近の注目ポイントであるインド株の含み益消滅について整理します。
※本記事は情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資には元本割れリスクがあります。最終判断はご自身の責任でお願いします。
結論:積立は止めない。インド株は想定内の揺れ
先に結論だけ言います。
- ポートフォリオ全体の評価額は1,247万円、含み益は**+165万円**(前回比+24万円増)
- インド株(iFreeNEXT)の損益がプラスからマイナスに転落したが、ルール上は静観
- 積立額が累計931万円に達し、運用の「厚み」が出てきた
数字が動いても、やることは変わりません。
実績ログ(2026年3月22日時点)
新NISA 成長投資枠
| ファンド | 積立額 | 評価額 | 損益 | 損益率 |
|---|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | ¥2,600,072 | ¥3,286,688 | +¥686,616 | +26.41% |
| iFreeNEXT インド株インデックス | ¥2,500,053 | ¥2,420,146 | ▲¥79,906 | −3.20% |
| 合計 | ¥5,100,125 | ¥5,706,835 | +¥606,710 |
新NISA つみたて投資枠
| ファンド | 積立額 | 評価額 | 損益 | 損益率 |
|---|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | ¥2,650,046 | ¥3,235,732 | +¥585,686 | +22.10% |
| 合計 | ¥2,650,046 | ¥3,235,732 | +¥585,686 |
旧つみたてNISA
| ファンド | 積立額 | 評価額 | 損益 | 損益率 |
|---|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | ¥785,023 | ¥1,764,985 | +¥979,963 | +124.83% |
| 楽天・全米株式インデックス・ファンド | ¥775,036 | ¥1,768,209 | +¥993,174 | +128.15% |
| 合計 | ¥1,560,058 | ¥3,533,195 | +¥1,973,137 |
全体サマリー
| 区分 | 積立額 | 評価額 | 損益 |
|---|---|---|---|
| 新NISA | ¥7,750,172 | ¥8,942,567 | +¥1,192,395 |
| 旧NISA | ¥1,560,058 | ¥3,533,195 | +¥1,973,137 |
| 合計 | ¥9,310,230 | ¥12,475,761 | +¥3,165,531 |
推移で見る:11月からの4ヶ月間
全体の損益・評価額の推移を時系列で確認します。
| 時点 | 評価額合計 | 損益合計 | 積立額合計 |
|---|---|---|---|
| 11月20日 | ¥11,141,031 | +¥3,030,850 | ¥8,110,181 |
| 12月14日 | ¥11,796,930 | +¥3,386,716 | ¥8,410,214 |
| 2月16日 | ¥12,234,322 | +¥3,224,079 | ¥9,010,244 |
| 3月22日 | ¥12,475,761 | +¥3,165,531 | ¥9,310,230 |
4ヶ月で評価額は約134万円増加。積立額も約120万円増加しており、入金と運用益の両輪で着実に積み上がっています。
今月の注目ポイント:インド株の含み益がマイナス転落
最も変化が大きかったのはiFreeNEXT インド株インデックスです。
11月:+¥188,818(+8.99%)
12月:+¥147,354(+6.70%)
2月 :+¥ 80,671(+3.36%)
3月 :▲¥ 79,906(−3.20%)← 初のマイナス転落
4ヶ月で約27万円、損益率にして12ポイント近く下落しました。
なぜ下落したのか
インド株下落の背景には複数の要因が重なっています。
① 米国の関税・地政学リスクの波及 トランプ政権の関税政策への警戒感が新興国市場全体に広がり、外国資金の流出が続いています。インド市場も例外ではありません。
② ルピー安 ドル高・ルピー安の進行が円換算での評価額をさらに押し下げています。
③ インド国内の景気減速懸念 製造業・消費の一部で鈍化の兆候が見られ、高バリュエーションへの調整圧力がかかっています。
私の対応:静観
ルール上、サテライト枠での対応は「売らない」「追加購入の判断もしない」です。
インド株はコアではなくサテライト(成長投資枠)に位置づけており、上限ルールの範囲内に収まっています。マイナス転落は想定内のシナリオ。感情で動かないために、あらかじめルールを決めておきました。
PM/PLへの結論:含み損になっても、ルールが決まっていれば迷わない。
オルカン・S&P500は引き続き堅調
一方、コアの2本柱は安定しています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 11月時点の+23.86%から、3月時点で+26.41%へ。評価額は328万円を超えました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) +22.26%→+22.10%とほぼ横ばいを維持。評価額は323万円台。
旧NISAの2本(除く日本・楽天全米)も+124〜128%台と、長期積立の複利効果をそのまま体現しています。
よくある疑問
Q. インド株がマイナスになった。損切りすべきか?
サテライト枠として「上限内・売却条件は家計悪化時のみ」と決めているなら、静観が原則です。テーマ投資は短期の振れ幅が大きく、含み損での売却は損失の確定になります。ルールを先に決めた人だけが、冷静でいられます。
Q. 新NISAの成長投資枠、残り枠はどうする?
今回の実績では成長投資枠の積立額が510万円。年間上限240万円に対してペース管理が重要になってきます。次の買い増しは年2回スプリント(ボーナス月)の方針を維持します。
Q. 旧NISAは売却しないのか?
売却理由がないので保有継続です。旧NISAは非課税期間が終わっても特定口座へ移管される仕組みのため、運用益が出ている間は保有し続けるのが基本方針です。
まとめ
- NISA全体の評価額は1,247万円、含み益**+316万円**。4ヶ月で着実に積み上がっている
- インド株がマイナス転落したが、ルール通り静観。感情で動かないための設計が機能している
- コア(オルカン・S&P500)は堅調維持。長期積立の複利効果を旧NISAが証明している
**数字が揺れるたびに判断するのではなく、揺れても動じない設計を作る。**それが忙しいPM/PLの運用の本質だと、改めて感じています。

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