こんにちは、はらぐろです。
今年の7月に清原達郎さんの『わが投資術 市場は誰に微笑むか』を読みまして、早速、割安小型成長株投資を始めました。
3つの銘柄を購入しまして、その後の状況を公開いたします。
2024年7月に清原達郎さんの『わが投資術 市場は誰に微笑むか』を読みまして、以下の3銘柄を購入しました。
本の感想と、この3銘柄にした理由は、こちらで。
今回、約4か月が経過し、その後の状況を公開してみたいと思います。
★清原達郎さん保有銘柄から購入した3銘柄★
①【6293】 日精樹脂
②【7460 】ヤギ
③【1828 】田辺工業
3銘柄の状況
それでは、早速3銘柄の購入後後の状況です。
残念ながら、3銘柄共に、含み損の状況です(涙)
銘柄 | 取得単価 | 現在値 | 数量 | 評価額 | 損益 |
---|---|---|---|---|---|
【6293】 日精樹脂 | ¥1,067 | ¥925 | 100 | ¥92,500 | ¥-14,200 |
【7460 】ヤギ | ¥2,225 | ¥1,701 | 100 | ¥170,100 | ¥-52,400 |
【1828 】田辺工業 | ¥1,813 | ¥1,572 | 100 | ¥157,200 | ¥-24,100 |
合計 | ¥-90,700 |
それでは、各社の直近の決算資料を見ながら、今後の戦略を検討してみましたので、こちらも紹介します。
1. 【6293】日精樹脂工業
まずは、日精樹脂工業から見ていきます。
1年のチャートを見てみます。
2024年の3月あたりが高く、その後は、徐々に下落しているようです。
わたしが購入した7月あたりは、少し上がっていたタイミングだったため、今は、含み損となっています(涙)
日精樹脂工業は、プラスチック射出成形機を主に扱う企業で、製造業の現場には欠かせない機械を提供しています。
脱プラスチックのトレンドや、環境対策への意識が強まる中で、リサイクルや低環境負荷の製品にシフトしていますが、直近では株価が思うように伸びていない状況のようです。
購入時と比較すると約13%の下落となっており、厳しい含み損が出てしまいました。
最新のIR資料(日精樹脂工業IR)によると、同社はエコフレンドリーな技術を取り入れた製品の開発に注力しており、再生可能エネルギーに関する取り組みも進行中。
直近の数字には表れていないものの、世界的なサステナビリティの流れに乗れば中長期での成長が期待できそうです。
短期的に株価が回復する見込みは薄いですが、プラスチック産業の今後の変化に伴い、地道な成長が期待できる銘柄です。
ここからは、長期保有の視点で持ち続け、将来的な価値向上を期待する姿勢が良さそうです。
2. 【7460】ヤギ
続いて、ヤギを見てみます。
こちらも、直近一年のチャートです。
見事に購入した7月あたりから下がりました(笑)
ヤギは繊維業界で広範な商品を取り扱う専門商社ですが、円安や原材料高騰などの影響もあり、業績に伸び悩みが見られます。
購入時の株価から23%の下落となり、大きな含み損が発生してしまいました。繊維業界全体が経済の不安定さの影響を受けやすい中、同社の取り組みがどれだけ通用するかが今後のポイントになりそうです。
ヤギの最新IR資料(ヤギIR)では、サステナブルな素材の調達や、環境負荷の低い製品展開に力を入れていることが強調されています。
近年、繊維業界でも環境意識の高い企業の株価は評価される傾向があり、長期的に見て業界トレンドが追い風になる可能性も十分あります。
短期的な業績回復は難しいかもしれませんが、繊維商社としてのサステナビリティ戦略が評価されるまでの忍耐が必要です。
長期目線でサステナブル事業の強化に期待しつつ、必要に応じてポジションを調整していくのが良いかもしれません。
3. 【1828】田辺工業
最後が田辺工業です。
うーん、こちらも、購入した7月あたりから下がりました(苦笑)
田辺工業は、プラント建設やメンテナンスを手がける企業で、長い歴史と安定した事業基盤を持っています。
購入時株価から約13%の下落と、こちらも含み損の状況ですが、プラントの定期メンテナンス需要など安定的な収益が期待できる業種です。
田辺工業の最新IR資料(田辺工業IR)によると、業務の効率化やデジタル化を進め、プラントのライフサイクルコストを最適化するなど、競争力の強化に努めています。
また、エンジニアリング分野でもDXを活用しながらさらなる業務拡大を目指しているとのことです。
プラント建設業界は利益率が低く、不安定な部分もありますが、DX投資によって効率化を進めているため、こちらも長期的な成長が期待できます。
すぐに株価が戻る見込みは少ないかもしれませんが、中長期的に事業の成長が株価に反映されることを期待でしょうか。。。
含み損でも投資を続けるべきか
今回紹介した3銘柄は、どれも含み損となっていますが、各社のIR資料や長期的な成長見通しを踏まえれば、すぐに諦めるのは早計かもしれません。
直近の決算、IR資料から、以下のように考えることにしました。
■日精樹脂工業(6293)
プラスチックリサイクル分野での成長に期待。短期の回復は難しいが長期視点でのリターンを見据えたい。
■ヤギ株式会社(7460)
サステナビリティへの取り組みで、環境負荷の少ない製品を展開中。環境意識の高まりに伴う中長期の成長に期待。
■田辺工業(1828)
プラント建設での安定した事業基盤を持ち、DX活用による効率化が進行中。業界トレンドに追い風が吹けば成長の可能性大。
もともとは、バリュー投資へのチャレンジを目的にしていました。
現時点で、全体的に見ると、含み損はありますが、各企業の成長戦略に期待ができるとは考えています。
短期的な値動きに一喜一憂せず、中長期的な視点で銘柄を育てていきたいと思います!
次は、1年後くらいに状況を公開したいと思います。
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