【サラリーマン投資】投資初心者向け!5分でわかる『PER、PBR、ROE』

はらぐろ

こんにちは、はらぐろです。
株を始めると聞く用語にPER、PBR、ROEが出てきます。
最初に聞いたときは、よくわからないと思います。
わたしも分からなかったのと、何度読んでも理解ができませんでした(笑)
投資初心者でも比較的使いやすい代表的な指標3つ「PER・PBR・ROE」を取り上げ、それぞれの意味や活用法をわかりやすく解説していきます!

目次

指標を知ると何が変わる?

「株式投資」と聞くと、値動きを追いかけて売り買いを繰り返すイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、本来は企業の業績やビジネスモデルを見極め、その価値に対して「今の株価は割安か割高か」を判断するのが基本です。
このときに役立つのが指標です。

世の中には多種多様な銘柄があり、そのすべてを詳細に分析するのは大変です。
そこで、一定の計算式に基づいて企業の価値を“ざっくり”捉えられる指標が使われるわけです。
投資初心者にとっては「難しい」と感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば意外とシンプルです!
サラリーマンで日中は忙しいという方も、帰宅後の5分程度で企業の株価が妥当かを判断する大まかな材料にできます。

ここでは、投資初心者でも比較的使いやすい代表的な指標3つ「PER・PBR・ROE」を取り上げ、それぞれの意味や活用法をわかりやすく解説していきます。

PER(株価収益率)を5分で理解しよう

PERとは何か

PER(Price Earnings Ratio) は、日本語で「株価収益率」と呼ばれます。
計算式は、

★PER(Price Earnings Ratio) の計算式★

 PER = 株価 ÷ 1株あたりの利益(EPS)

です。
企業が稼ぎ出す利益に対して、株価がどれだけ評価されているかを示す指標で、一般的には「○倍」という形で表現されます。

例えば、ある企業の株価が1,000円で、その企業の1株あたりの利益(EPS)が100円だとします。この場合は
PER = 1,000 ÷ 100 = 10倍
となるわけです。

一般的な数値の目安

PERは業種や市場環境によって異なりますが、一般的に「PERが15倍前後」が“適正”と言われることが多いです。
ただし、急成長が見込まれるIT企業や新興企業の場合はPERが数十倍を超えることも珍しくありません。
一方で成熟産業だとPERが10倍以下になるケースもあります。
したがって、「PER○倍が絶対に割安・割高」という基準は一概には言えません。

とはいえ、同業他社や市場平均と比較することで、「この会社のPERは同じ業界の平均と比べて割高(または割安)だな」という大まかな目安が得られます。
投資判断の一つとして、まずはPERをチェックしてみましょう。

PERを利用する際の注意点

  • 赤字企業や利益が変動しやすい企業は計算できない場合も
    利益がマイナスであればPER自体が算出できず、投資判断が難しくなります。
    赤字予想の企業にはPERが当てはまりません。
  • 一時的な利益増減に注意
    企業によっては、単発的な特別利益が発生したり、景気の動向で利益が大きく増減したりします。
    そうした企業はPERが大きく振れやすいので、過去の推移や来期の見通しも考慮することが大切です。

PBR(株価純資産倍率)を5分で理解しよう

PBRとは何か

PBR(Price Book-value Ratio) は、日本語で「株価純資産倍率」と呼ばれます。
計算式は、

PBR(Price Book-value Ratio) の計算式★

 PBR = 株価 ÷ 1株あたりの純資産(BPS)

となっています。
企業が保有する純資産に対して株価がどれだけ評価されているかを示す指標です。

例えば、企業の純資産(自己資本)が総額で1億円あり、発行済株式総数が1万株だとすると、
1株あたりの純資産(BPS)は1億円 ÷ 1万株 = 1万円
株価が2万円であれば、
PBR = 2万円 ÷ 1万円 = 2倍
ということになります。

自社の純資産に対する株価の評価

PBRが1倍を下回る企業は、理論上「会社を解散して純資産を分配すれば、今の株価以上のお金が株主に戻るかもしれない」状態と言えます。
極端に言うと、「株価が割安かもしれない」と判断されることが多いわけです。

しかしながら、実際には企業の将来性やビジネスモデルなど、純資産に含まれない無形資産(ブランド力や特許など)も評価されて株価が形成されます。
したがって、PBRが1倍を切っていても、必ずしも「お買い得」というわけではありません。
一方で、PBRが極端に高い企業は、投資家から大きな期待を集めているかもしれませんが、期待倒れに終わった場合は株価が急落するリスクもあり得るのです。

PBRのメリット・デメリット

  • メリット
    純資産を基準にするため、「会社が持つ総資産-負債」に対して株価が高いか安いかを測る指標としてシンプルに捉えられます。
    また、長期的な視点で見れば、自己資本が積み上がるほどPBRが下がるため、成長企業の評価にも使えます。
  • デメリット
    企業の将来性やブランド価値など、貸借対照表に載りにくい無形資産を反映しづらいのが難点です。
    また、借入金が多い企業の場合は、自己資本が薄く、PBRが高くなる傾向もあるため、数値の裏側をよく確認する必要があります。

ROE(自己資本利益率)を5分で理解しよう

ROEとは何か

ROE(Return on Equity) は「自己資本利益率」と呼ばれ、「株主が出資した資本を使って、どれだけ効率的に利益を上げているか」を示す指標です。
計算式は、

ROE(Return on Equity)の計算式

 ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)

となります。
つまり「自己資本に対する当期純利益の割合」をパーセンテージで示しているわけです。

例えば、自己資本が1億円の企業が、当期純利益として1,000万円を稼いだ場合、ROEは
1,000万円 ÷ 1億円 × 100 = 10%
となります。

企業の「効率の良さ」を図る指標

ROEが高いほど、少ない自己資本で効率よく利益を上げていると言えます。
経営学では「ROEの高い企業=稼ぐ力が強い企業」という評価をされやすいです。
特に海外投資家はROEを重視する傾向が強く、日本企業はROEが低いと批判されることもありました。

ただし、ROEが高い背景には、負債(借入金)を多く抱えているために自己資本が少ないという場合もあり、単純に「ROEが高い=優良企業」だとは限りません。
借入金が多い企業は金利負担や財務リスクも高まりますから、総合的な判断が必要です。

ROEを見るときに気をつけること

  • 自己資本比率とセットで確認する
    自己資本が少なければROEは高くなりがちです。負債が多すぎる企業はリスクも抱えています。
  • 成長過程や業界構造を考慮する
    例えば、インフラ系の企業は元々設備投資が大きく、利益率が低い傾向があります。一方、ITベンチャー企業などは自己資本が小さくても大きな利益を上げて高いROEを記録することがあります。業界特性も大切です。

PER・PBR・ROEをどう活用すればいい?

3つの指標の組み合わせ方を紹介します。
実際の投資では、PER・PBR・ROEを単独で見るのではなく、組み合わせて活用することが重要です。
まずは、PER × PBRです。

PER × PBR
PERは「株価と利益の関係」、PBRは「株価と純資産の関係」。
PERが低い(割安)かつPBRも低い(純資産に対して割安)場合、見た目上は「とても安い」可能性がありますが、企業に将来性がないと市場が判断していることもありえます。
逆にPER・PBRが共に高い場合は「期待が大きい」とされている反面、期待外れが起きると急落するリスクがある点を押さえておきましょう。

続いて、ROE × PBRです。

ROE × PBR
ROEが高い企業は「効率よく稼いでいる」といえますが、PBRがあまりにも高いならば「株価がすでに期待を織り込みすぎ」かもしれません。
ROEが高く、かつPBRがそこまで高くない企業が見つかれば、投資家からは「お宝銘柄かも?」と思われることもあります。

かけ合わせることで、こんな見方ができるのは、面白いですね。

業種ごとの特徴と指標の参考値

指標は業種によって大きく変わります。例えば製造業は設備投資が多く、利益率が景気や外部要因に左右されがちです。
一方、IT企業は研究開発費や人件費が多かったり、ビジネスモデルによって利益が一時的に上下したりすることもあります。

  • 製造業:成熟企業だとPER10〜15倍、PBR1倍前後が多め。ROEは10%を超えればそこそこ高め。
  • 小売・サービス業:コスト構造や利益率がバラバラ。PERが高めになる場合も。
  • IT・新興企業:PERが数十倍やそれ以上になりやすい。PBRも高め。一方で成長が鈍化すると、急激に評価が下がることも。

自分が投資する業種の平均値や過去の水準を調べて、指標を比較するとよいでしょう。

サラリーマンが短時間でチェックできる方法

比較サイトや投資情報サイトを活用
業界平均や類似企業との比較をまとめたサイトもあるため、複数の銘柄を一括で見比べたいときは便利です。

証券会社のアプリやポータルサイトでサクッと調べる
ネット証券などのスマホアプリを使うと、銘柄検索でPER・PBR・ROEをすぐ確認できます。
株価と同時に表示されることが多いので、わざわざ計算する手間はありません。

まとめ

PER・PBR・ROEは株式投資をするうえで非常に便利な指標です。しかし、数値だけで企業の真の価値を100%見抜くことはできません。

  • 企業のビジネスモデル
  • 経営者の理念やガバナンス
  • 将来的な市場環境や技術革新

こうした定量的には計りにくい部分も企業評価では重要です。
例えば、今は赤字や低収益だとしても、革新的な技術や商品を持つ企業が将来爆発的な利益を得る可能性もあります。

PER・PBR・ROEは、いずれも企業の株価が「利益」「純資産」「自己資本に対する利益」などに対してどの程度評価されているかを測る手掛かりを与えてくれます。どれも一見難しそうですが、

  • PER:**「利益に対して割安か割高か」**をざっくり把握
  • PBR:**「純資産に対してどれくらい評価されているか」**を確認
  • ROE:**「自己資本を使ってどれくらい効率良く稼いでいるか」**をチェック

というふうに覚えておくと理解しやすいでしょう。

サラリーマン投資家にとって、まとまった時間を確保して企業分析するのは難しいかもしれません。
しかし、こうした指標を使えば、限られた時間でも企業の大まかな魅力やリスクを見極めることが可能になります。
あくまでも“最初のフィルター”として利用し、興味を持った企業の詳細はさらに深堀りしてみましょう。

もちろん、指標を見るだけでは投資の成功が約束されるわけではありません。
マーケットの状況や企業の将来性など、数値化されない部分も含めて総合的な判断が必要です。
でも、最初の一歩として**「5分でPER・PBR・ROEをチェックしてみる習慣」**をつけることは、初心者にとって大きな前進となるはずです。

投資は怖い・危ないというイメージを持つ方もいますが、少額投資やポイント投資など、リスクを抑えたやり方も増えています。まずは興味を持った銘柄の指標をさらっと見て、「なんだか高すぎる?」「思ったより割安かも?」などと感じ取る練習から始めると、徐々に企業分析の面白さがわかるようになっていくでしょう。

サラリーマンこそ効率の良い投資判断が求められる時代です。ぜひ今回ご紹介した指標3つを活用し、「短時間で企業の良し悪しを掴むスキル」を身につけてみてくださいね。

一緒に一歩ずつ学んでいきながら、より良い資産形成を目指しましょう!

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