【サラリーマン投資】投資失敗?!セゾン投信を止めて高配当株に切り替えた結果公開

はらぐろ

こんにちは、はらぐろです。
セゾン投資を解約し、FANG+や、高配当株に切り替えて、約半年が経過しました。
新たなチャレンジをしましたが、その結果を公開したいと思います。
投資成功か、失敗か、分析を含めて紹介します。

目次

1.セゾン投信からの戦略変更

私はこれまで約10年にわたって「セゾン投信」でコツコツ積み立て投資を行ってきました。
セゾン投信は、長期・積立・分散投資の考え方をベースにした人気の投資信託です。
約10年のセゾン投信結果は、こちらで紹介しています。

「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」「セゾン資産形成の達人ファンド」など、いずれもグローバルな分散投資を実現できる商品として有名ですよね。

実は今年、このセゾン投信の積み立てを解約し、新たな投資戦略に切り替えました。
その結果を半年ほど運用してみたところ、まさかのマイナスという事態に……。
今回は、私がセゾン投信をやめてまで挑戦した新しい投資戦略と、その結果を包み隠さず公開します!

まずは、セゾン投信の運用結果です。10年ほど積み立てを続け、最終的な評価額は18,565,357円となりました。
ここから税金などを差し引くと、トータルリターンは約+5,613,903円です。
つまり、約560万円超の利益が出たわけです。
投資期間が長期にわたったこともあって、セゾン投信には本当に感謝しています!

商品最終収益投資額利益税金
セゾン・グローバルバランスファンド¥4,405,784¥3,220,027+ ¥1,185,757¥240,885
セゾン資産形成の達人ファンド¥14,159,573¥8,300,215+ ¥5,859,358¥1,190,327
合計¥18,565,357¥11,520,242+ ¥7,045,115¥1,431,212
はらぐろの約10年のセゾン投信の運用結果

しかし、私には新たな投資目標が出てきました。
それは「キャッシュフローの拡大」と「より高いリターンの追求」です。
セゾン投信は安定感がある反面、配当金は再投資される仕組みです。
そのまま現金としての“配当収入”を味わうことができません。
また、10年以上持ち続けたことで、そろそろ他の投資にも目を向けたいという気持ちが強まっていったのです。

そこで、セゾン投信の一部を解約し、17,134,145円を新たな投資の元手とすることに決めました!
具体的には、2024年7月をスタートに、「日本の高配当株」と「高成長が期待される分野の投資信託」に資金を振り分ける作戦を立てたのです。
私がどのような戦略変更をしたのか、詳しくお話ししていきます。

2.戦略変更

戦略を変えた理由は、セゾン投信を10年積み立てたのち、一度利益を確定したのは「より高いリターンを狙いたい」「配当金などのキャッシュフローを得たい」という思いがあったからです。
セゾン投信自体は、グローバル分散という王道のスタイルを貫き、安定したリターンをもたらしてくれました。
しかし、投資を続けるうちに、配当金を実際に受け取りながら投資をする楽しさにも興味を持つようになったのです。

昨年の2024年に以下の投資戦略を変更しました。

★はらぐろの2024年投資戦略★
 ①日本の高配当株投資
 ②高成長が期待される分野の投資信託

一つ目の日本の高配当株投資です。
もちろん狙いは、国内企業の配当利回りを享受し、配当金を再投資もしくは生活の潤いとして得ることです。

実際に行ったこととして、まずは高配当株投資の仕組みを学び、「PER」や「PBR」、配当性向、企業の財務状況など基礎知識を蓄えました。
加えて、銘柄選定の手間を減らすために、高配当株ETFや個別株の分散投資も検討。
最終的には、いくつかの銘柄をピックアップし、12,589,272円を国内高配当株に振り分け、段階的に投資しました。

もう一つが高成長が期待される分野の投資信託です。
こちらは、かなり迷いましたが、以下の二つに投資しました。

大和-iFreeNEXT FANG+インデックス
野村-世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)

こちらの狙いは、テック企業や半導体企業は今後も成長余地が大きいと期待される分野で、セゾン投信より高い利回りを期待でした。
そして、FANG+(Facebook(現Meta)、Amazon、Netflix、Google(現Alphabet)などの大型ハイテク企業を中心としたインデックス)と、世界の半導体企業にフォーカスする投資信託を選択し、こちらには4,651,030円を投資しました。

この2つの施策を合計約17,134,145円でスタートさせました!

3.結果公開!

さて、2024年7月から投資を始め、約半年が経過しました。
その間に世界的な金利動向やインフレ、為替の影響もあり、株式市場は上下に大きく変動しています。気になる結果は、以下のとおりです。

投資先取得金額評価額評価損益
日本の高配当株¥12,589,272¥12,343,522¥-245,751
大和-iFreeNEXT FANG+インデックス¥2,300,015¥2,537,231¥237,216
野村-野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)¥2,351,015¥2,109,611¥-241,404
合計¥17,240,302¥16,990,364¥-249,939

合計すると、-249,939円というマイナス損益になっています(涙)。
「配当金があるとはいえ、トータルで見ればマイナスか……」と、私も正直少しショックを受けました。
投資は長期的な視点が大切だとわかっていても、評価額が下がるのはメンタル的に堪えるものです。

セゾン投信に残していた場合は・・・と考えますよね(苦笑)
もしセゾン投信を継続していればどうなっていたのか、同時期の基準価額を日経のサイトなどでチェックしてみました。

引用)Yahooファイナンス 2025年2月7日セゾン・グローバルバランスファンドのチャート

結果からいうと、残念ながら戦略変更をしなかった方がプラスのリターンが得られていました。
「もっと早く切り替えれば」「いや、あのまま積立を継続していれば」などと、どうしてもタラレバを考えてしまいますが、投資は後悔しても過去には戻れません。
大切なのは、今回の結果をどう活かすかです!

4.今後の戦略

私としては、このまま新しい投資スタイルを継続するつもりです。
以下のような理由から継続を決めました。

①投資の勉強になった

今回、日本株の高配当銘柄を実際に保有したことで、企業の決算短信や財務諸表に触れる機会が増えました。PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)といった指標をはじめ、企業の配当方針、株主優待制度など、「個別株」に投資するうえで必須の知識を少しずつ身につけられています。実際にお金を投じるからこそ、本気で勉強できるというのが投資の醍醐味です。

②高配当株投資による配当金の魅力

セゾン投信に比べて、配当金が目に見える形で入ってくる点はやはりモチベーションアップにつながります。

  • 「少額ではあるけれど、配当金が振り込まれる」
  • 「年末や年度末に向けての配当ラッシュ」
    こうしたお金の流れを体験できるのは、高配当株の魅力ですよね。さらに、一部の銘柄からは株主優待も受け取れるため、投資している企業をより身近に感じられるメリットもあります。

③なんと言っても長期分散投資

今回購入した投資信託は、FANG+と世界半導体株投資です。これらはいずれもハイテク分野や成長企業への投資を重視しており、短期間の株価変動は激しいですが、長期的に見ると大きな成長が期待される分野だと考えています。

  • テック企業:AIやクラウド、SNSなどの市場拡大が今後も見込まれる
  • 半導体企業:5G、IoT、EVなど成長産業を支える基盤技術

半年という期間は投資の世界では短すぎて、評価損益が安定しないのは当然です。株価の乱高下に一喜一憂してしまいがちですが、私としてはこの“ジェットコースター”に慣れることこそ、メンタルを鍛える良い機会だと捉えています(苦笑)。

5.まとめ

今回の戦略変更によって、結果的に半年で約25万円ほどの評価損が出ている状況です。もしセゾン投信を続けていたら、もう少し含み益が出ていたでしょう。
そう思うと「失敗か?」と感じることもありますが、私は以下のように捉えています。

新たな投資スタイルを学べた
高配当株や、特定セクターへの投資信託を実践することで、投資の幅が広がりました
配当金や株主優待を体感
インデックスファンド中心の投資では得られにくい“配当”や“優待”の楽しみを知ることができました。
長期的な目線が持てるように
FANG+や半導体のようなハイテクセクターはボラティリティが高いですが、その分長期的に大きなリターンを生む可能性もあります。相場の上下動を受け止める度量を鍛える、よいトレーニングだと考えています。

一方、投資初心者の方に強くお伝えしたいのは、「最初はオールカントリーやS&P500などの王道インデックス投資から始めるのがおすすめ」ということです。
高配当株や特定セクターへの投資は、上手くいけば大きなリターンが得られる反面、損失も大きくなる可能性があります。
下落時にメンタルを大きく揺さぶられ、「投資は怖いものだ」と思い込んで投資から退場してしまう方も少なくありません。

まずはインデックス投資で投資に慣れる。
それから投資資金に余裕ができたタイミングで、個別株やセクターに特化した投資信託を検討するのが王道のステップです。
わたし自身、今回のマイナスでメンタルにこそ来ましたが、10年という投資経験がある程度の自信と知識をもたらしてくれました。
初心者の方がいきなり挑戦すると、精神的にも財布的にもリスクが高いかもしれません。

これから先、さらなる金融緩和の動向や、世界経済の変化、テック業界の盛衰など、投資環境は常に予測不可能です。しかし、失敗や反省を繰り返しながら自分なりのスタイルを確立するのが投資の醍醐味だと思います。

以上がセゾン投信をやめて高配当株&ハイテク系投資信託に切り替えた結果でした。
半年という短い期間ではマイナスになってしまいましたが、私はこのまま継続するつもりです。
今後も銘柄研究を怠らず、しっかりチェックしながら投資ライフを楽しみたいと思います!

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