「投資って難しそう…」「NISAを始めたいけど、何から手をつければいいの?」
そんな投資初心者の方へ。私自身、かつては投資に対して漠然とした不安を感じていましたが、2020年からつみたてNISAをスタートし、特別なことはせず、ただ毎月決まった金額を積み立てるだけの運用を4年間続けてきました。
その結果、投資元本156万円が約222万円に増加し、約66万円の利益を得ることができました。
この数字だけ見ると驚かれるかもしれませんが、重要なのはこの間「何もしていない」ということです。
この記事では、私の4年間のつみたてNISA運用の詳細を実績データとともに公開しながら、投資を始める前に知っておくべきポイントや、実際に運用して感じたリアルな感想も交えて解説していきます。
つみたてNISAの概要と私の投資スタイル
つみたてNISAは、年間40万円までの投資額が非課税となる制度で、最長20年間、利益に対して税金がかからないのが大きな魅力です。主に長期・積立・分散投資を支援するために設計されており、初心者でも始めやすい制度です。
私が選んだ運用方針は、「できるだけシンプルで続けやすいこと」。
投資信託を通じて広く分散投資を行い、リスクを抑えながら堅実に資産を育てる戦略を取りました。
具体的には、以下の2つのファンドに年間20万円ずつ、合計40万円を積み立ててきました
★つみたてNISAのファンド★
楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
この2本を選んだ理由は、米国の成長に期待しつつも、全世界にも分散しておくことで、どこかの地域に偏るリスクを回避したいと考えたからです。
4年間の運用実績
2020年から2023年末までの4年間でのつみたてNISAの運用成績は、以下のようになりました!
投資元本 :1,560,000円(年間40万円×4年=160万円 → 実際には途中月の変動で若干少なめ)
評価額 :2,222,273円
含み益 :+662,233円
年平均利回り:約10.6%
この数字を見ると、預金や保険などの安全資産では得られないリターンが得られていることがわかります。
しかも、私は途中で何か特別な操作をしたわけではありません。
積立設定をして、あとは放置していただけです。
この「ほったらかし運用」でここまで増えるという体験は、投資への不安を抱える人たちにも大きな希望になると感じています。
ファンド別の詳細と考察
楽天・全米株式インデックス・ファンド
このファンドは、米国市場全体に投資するインデックスファンドで、アメリカの経済成長を取り込むのに適しています。特にコロナ後の景気回復やテック株の成長により、非常に好調なパフォーマンスを記録しました。
楽天・全米株式インデックス・ファンドの運用成績
投資額合計:775,014円
評価額 :1,123,901円
含み益 :+348,887円
取得年 | 保有口数 | 取得単価 | 取得金額 | 評価額 | 取得金額 |
---|---|---|---|---|---|
2020年 | 151,990 | 13,159 | ¥200,003 | ¥378,546 | + ¥178,543 |
2021年 | 117,404 | 17,036 | ¥200,009 | ¥292,406 | + ¥92,397 |
2022年 | 92,266 | 19,509 | ¥180,001 | ¥229,797 | + ¥49,796 |
2023年 | 89,598 | 21,764 | ¥195,001 | ¥223,152 | + ¥28,151 |
合計 | ¥775,014 | ¥1,123,901 | + ¥348,887 |
米国株の強さを実感したと同時に、為替の影響も考慮すべき点だと感じました。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
こちらは日本を除く全世界の株式に投資するファンドで、特定の国に偏らずにグローバルに投資できる点が魅力です。新興国の動きにも多少影響を受けますが、比較的安定した推移を見せてくれました。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の運用成績
投資額合計:785,026円
評価額:1,098,372円
含み益:+313,346円
取得年 | 保有口数 | 取得単価 | 取得金額 | 評価額 | 取得金額 |
---|---|---|---|---|---|
2020 | 170211 | 11751 | ¥200,014 | ¥358,872 | + ¥158,858 |
2021 | 133844 | 14943 | ¥200,003 | ¥282,196 | + ¥82,193 |
2022 | 107793 | 16699 | ¥180,003 | ¥227,270 | + ¥47,267 |
2023 | 109104 | 18790 | ¥205,006 | ¥230,034 | + ¥25,028 |
合計 | ¥785,026 | ¥1,098,372 | + ¥313,346 |
個人的には、1本だけに絞るよりも、こうした分散型を含めることで精神的にも安心感がありました。
投資を続けて感じたこと
感想①思った以上に「放置」でいい
最初は毎月値動きが気になっていたのですが、途中からは見る頻度も月1回程度に。
感覚的には「自動で資産が育っていく貯金箱」を持っているような安心感がありました。
感想②一喜一憂しないのが大切
コロナショックやウクライナ危機など、市場が大きく動いた局面もありましたが、売却せずに継続したことで結果的にリターンを得られました。
焦って売っていたら損していたかもしれません。
感想③やってよかった、もっと早く始めたかった
これが正直な気持ちです。20代のうちから、もっと早く始めていたらと思わずにはいられません。
少額からでも始めておけば…という後悔はありますが、それでも「始めた」こと自体が最も大きな一歩でした。
新NISAへの期待と今後の方針
2024年から新制度のNISAがスタートし、非課税枠も拡大され、より自由度が増します。
これまでの経験から、今後は以下の方針で資産形成を継続していくつもりです。
★新NISAへの期待と今後の方針★
①つみたてNISAで得た知見を活かして、成長投資枠も併用する
②つみたて投資を主軸にしつつ、タイミングを見てスポット購入も検討
③資産配分を定期的に見直し、リスクバランスを調整
新NISAは、初心者にとっても非常に有利な制度だと感じています。
私自身も、今後の運用がますます楽しみになっています。
まとめ
つみたてNISAを4年間続けた結果、特別な知識や難しい操作がなくても、年間10%を超える利回りで資産が増えました。
しかも、それはほとんど「放置」していたからこそ実現した成果です!
投資に対して不安や疑問を持っている方も多いと思いますが、まずは小さく始めてみることです。
これが最初のステップだと感じています。
私の実体験が、少しでも誰かの背中を押すことができたら嬉しいです!
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