
こんにちは、はらぐろです。
2025年の目標にしていた、1か月に1冊の読書の1冊目です。
『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』を読みました。
とても面白く、大変参考になりましたので、おすすめのポイントを紹介させていただきます。


おすすめ度★★★★★
ATOMIC HABITS『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』
2025年も始まり、新たな目標に向けて一歩を踏み出す時期となりました。今回は、サラリーマンとして日々の業務や自己成長の中で「習慣化」がいかに重要であるかを再認識させてくれる一冊、『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』について、私自身の体験や学びを交えながらご紹介していきます。この記事では、なぜこの本を手に取ったのか、本書のポイント、私が実際に参考にした点、そしてどのようにして習慣化に成功したのかを具体的に解説していきます!
1.なぜこの本を読んだか
2025年に入り、私自身も新たな目標を設定しました。
設定した目標はこちらです。
以前から「もっと成長したい」「毎日の小さな努力が将来的に大きな成果に繋がる」という考えを持っていましたが、実際に行動に移すとなると、なかなか「習慣化」ができず、目標達成までの道のりが遠く感じられていました。
習慣化をするために、いくつかの本を探していまして、そんな中、複利の効果や「毎日1%改善」というシンプルでありながらもパワフルなコンセプトを提唱しているこの本に出会いました。
ジェームズ・クリアー式の習慣論は、ただのモチベーション論ではなく、具体的な「仕組み」を提示している点が魅力です。
なぜこの本を選んだのか?
2025年は特に、目標を明確にし、着実に前進するために「習慣化」が必須だと考えたからです。
これまで「目標は立てたものの、実行できない」「続けられない」という悩みを抱えていた私にとって、本書の「小さな習慣の積み重ね」が大きな変化を生むという考え方は、まさに「これだ!」といった思いでした。
読んでみると、これまで私が何かを続けられなかった理由が、実は「環境作り」や「仕組み化」に欠けていたことに気付かされました。
特に、忙しいサラリーマンにとっては、日常の中で確実に行動に落とし込むための工夫が必要です。
この本は、そんな私たちに具体的な行動指針を与えてくれるため、強くおすすめできる一冊です!
2.本のポイント
それでは、さっそく、本書の最大の魅力を紹介します。
「毎日1%の改善」が1年後には驚異的な効果をもたらすという考え方です。
最初に目に飛び込んでくるのは、以下の数式です
毎日1%改善 10.1の365乗 ≒ 37.78倍の効果
毎日1%悪化 0.99の365乗 ≒ 0.03倍の効果


この数字を見たとき、おどろきました。
たとえ小さな変化であっても、積み重ねれば大きな違いを生むというのは、まさに複利の効果そのものです。
また、本書では以下のような具体的な考察が印象に残りました。
小さな習慣の積み重ねがもたらす大変化
本書では、マイナス20℃の氷もマイナス1℃の氷も一見同じに見えても、0℃を超えた瞬間に急激な変化が起こるというアナロジーが用いられています。
これは、わずかな温度の違いが大きな結果を生むということを示しており、習慣においても同じことが言えると教えてくれます。毎日の小さな努力が積み重なれば、やがて大きな成果へと繋がるのです。
習慣化の4段階
さらに、本書は習慣形成のプロセスを「きっかけ」「欲求」「反応」「報酬」という4段階に分けています。
★習慣形成のプロセス★
きっかけ:何かを始める合図
欲求 :その行動に対する内面の動機
反応 :実際に行動する部分
報酬 :行動を繰り返すための励み
この4段階のサイクルをうまく活用することで、誰でも確実に習慣を身に付けられるという理論は、私にとって大いに参考になりました。
また、目標を立てた人と達成できた人との差が、まさにこの「習慣」にあるという洞察は、自己成長を目指す全てのサラリーマンにとって必見の内容と感じました!
3.参考になったこと
続いて、参考になったことを3つご紹介します。
いずれも、納得感があり、実行に移すことができました。
① 習慣と自己アイデンティティの結びつき
本書で特に印象に残ったのは、習慣そのものが自己のアイデンティティと深く繋がっているという点です。
以下の3つの層で紹介されており、「自分はどういう人間になりたいのか?」という問いに対して、ただ目標を掲げるだけではなく、その目標達成のための日々の行動が自分自身を形作っていくと気づかされました。


他の自己啓発書でも触れられているテーマですが、ここで改めて実感できたのは、「良い習慣を積み重ねることが、自分という存在を向上させる原動力」であるということです。
② 習慣化のための仕組み作り
目標設定においては、「大きな夢」だけでなく、実行に移しやすい具体的な仕組み作りが重要です。
本書では、目標そのものよりも「継続できる環境作り」に重点を置くべきだと強調しています。
例えば、以下のような点がとても参考になりました。
ハードルを下げる工夫:最初は難易度を極端に下げ、「1分だけやる」「資格の問題集を1問解く」といったシンプルな行動から始める。
環境整備:勉強や仕事に集中できる専用スペースを作るなど、物理的・心理的な障壁を取り除く工夫。
これにより、「やる気」に頼らずとも、仕組みが整っていれば自然と行動が促されるという点は、日々の生活にすぐにでも取り入れたい考え方でした。
③ 報酬の工夫
報酬の使い方にも大きな学びがありました。
良い習慣を続けるためには、報酬を楽しみながらも自分にとって魅力的なものにする。例えば、目標達成後に好きなカフェで一息つくなど、小さな「ご褒美」を設定する。
悪い習慣に対しては、報酬が得られにくいような仕組みを設ける。これにより、自然と良い習慣にシフトさせることができるという点は、非常に実践的でした。
4.実践して習慣化できたこと
私自身、この本を読んでからというもの、以下の具体的な方法を取り入れることで、日々の習慣形成に大きな変化が見られるようになりました。
★実践して習慣化できたこと★
① 環境作りの徹底
② やることとご褒美のセット
③ 難易度の調整
④ 楽しくやるための記録
⑤ 見張ってくれる仲間の存在
① 環境作りの徹底
まず、勉強や自己啓発に集中できる環境を整えました。
家の整理整頓を行い、無駄なものを排除し、必要なものだけを置くことで、集中力を高めることができました。
毎日決まった時間に学習や読書の時間を設け、生活リズムの中に自然と組み込む工夫をしました。
② やることとご褒美のセット
目標を小さく設定し、それを達成した際のご褒美を明確にしました。
1分だけでも問題集を解いたら、お気に入りのコーヒーを一杯飲む。
この「やることとご褒美」をセットにすることで、行動のハードルを下げ、習慣化のサイクルを実感できました。
③ 難易度の調整
始める際のハードルを極力下げることは、継続において非常に効果的です。
毎日の勉強を「1分だけ」と決め、最初は短時間でも必ず実行することにフォーカスしました。
慣れてきたら徐々に時間や難易度を増やすことで、無理なくレベルアップできる仕組みを作りました。
④ 楽しくやるための記録
習慣化を楽しく続けるために、記録をつけることも重要と再認識しました。
わたしは、以下のNotionで、タスク管理をしています。
毎日の進捗や感じたことをノートやアプリに記録することで、自分の成長を実感しやすくなりました。
これにより、「今日も少し成長した」と実感でき、モチベーションの維持に大きく寄与しました。


⑤ 見張ってくれる仲間の存在
一人での取り組みはどうしても挫折しがちですが、周りに「見張ってくれる」存在があると心強いものです。
同僚や友人と目標を共有し、定期的に進捗を報告し合う仕組みを作りました。
この相互支援の仕組みによって、習慣が途切れることなく、確実に成果を上げることができました。
まとめ
改めて振り返ると、本書を読む前は、目標はあったものの、なかなか実行に移せずに終わってしまうことが多かったことを実感しました。
しかし、『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』を手に取ったことで、目標達成のための具体的な「習慣形成」という方法論に出会いました。
小さな習慣の積み重ねが、やがて大きな変化を生むという考え方。
習慣化の4段階(きっかけ・欲求・反応・報酬)**を理解し、実践することで、自己の成長が実感できる。
そして、環境作りやご褒美設定、仲間との相互支援など、実践的なアプローチが満載だったのです。
もちろん、現実は忙しく、スマホでSNSを眺めたり、YouTubeに時間を取られたりして、本を読む時間が減ってしまう日々もありました。
しかし、そのような誘惑に打ち勝つためにも、本書で学んだ「仕組み化」の考え方は非常に役立っています。
今後も、意識的に「本を読む」「行動する」という小さな習慣を大切にし、2025年を自分自身の成長の年にしていきたいと思います。
皆さんも、もし「目標はあるけれど、なかなか続かない」と感じているなら、一度この本に手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
小さな一歩が、やがて大きな未来への扉を開く――その実感を、ぜひ味わっていただきたいです!
これからも、皆さんの自己成長のお役に立てる情報を発信していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
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