「新NISAで何を買えばいいのかわからない…」「投資信託の種類が多すぎて選べない…」 そんな投資初心者の悩みに応えるべく、この記事ではつみたてNISA4年+新NISA1年、計5年の運用実績をもとに厳選したおすすめ投資信託をご紹介します。
わたしはIT系サラリーマンとして働きながら、2019年にNISAをスタートしました。
投資経験ゼロから始め、5年間コツコツと積立投資を続けてきました。
その中で感じた気づきや学び、失敗しなかったポイントも踏まえて、初心者の方でも安心して投資信託を選べるよう、丁寧に解説していきます。
新NISAとは?
新NISAとは、2024年から始まった新しい制度で、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの投資枠を使って、非課税で資産運用ができる制度です。旧NISAよりも非課税枠が広がり、制度が一本化されたのが特徴です。
★新NISAの基本ルール★
つみたて投資枠 :年間120万円まで投資可能。対象は、長期積立に適した低リスクな投資信託。
成長投資枠 :年間240万円まで投資可能。対象は、上場株やETF、一部の投資信託など。
非課税投資枠の上限:合計1,800万円まで。そのうちつみたて枠は最大600万円。
初心者の方は、まずは「つみたて投資枠」から始めるのがおすすめです。
少額からスタートでき、長期的に資産を増やしやすい設計だからです。
初心者におすすめの投資信託3選
ここでは、初心者に特に人気の高い投資信託を3つ紹介します。
それぞれの特徴やメリット・注意点も、初心者にも理解しやすく丁寧に説明します。
最初におすすめするのは、有名な通称オルカンです!
1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
このファンドの魅力は、「これ1本で世界中の株式に投資できる」ことです。
先進国・新興国を含む全世界の株式市場に分散投資しており、リスクを分散しながら安定的に成長が期待できます。
日本を含めて世界全体に投資するため、どの地域が好調でも恩恵を受けられる点がポイントです。
初心者向けポイント:どこに投資してよいかわからない人でも安心。「世界に丸ごと投資」できる手軽さが魅力です。
注意点:全世界に分散されているため、急成長はしにくいものの、長期的な資産形成には最適。
信託報酬:0.1133%(2025年時点)
2. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
アメリカ経済の成長に集中して投資したいなら、このファンドが最適です。 アメリカの代表的な上場企業500社(S&P500)で構成されており、AppleやMicrosoftなどの巨大IT企業も含まれています。過去数十年にわたって非常に高い成長率を示してきたアメリカ市場は、今後も堅調と見られています。
初心者向けポイント:高成長が期待できる。特にテクノロジーやイノベーション企業が多く含まれるため、リターン重視の方におすすめ。
注意点:米国1国に集中しているため、為替リスクや政治リスクもあります。
信託報酬:0.09372%(業界最低水準)
3. 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
アメリカ全体の株式市場に、S&P500よりもさらに広く投資したい人向けのファンドです。 VTIとは、米国市場に上場する大型株だけでなく中小型株も含めたほぼすべての株式を網羅するETFです。この楽天VTIは、そのVTIに連動する投資信託です。
初心者向けポイント:S&P500よりもさらに分散が効いており、長期運用において安心感があります。
注意点:信託報酬がやや高めなので、少額からの運用に向いています。
信託報酬:0.162%(2025年時点)
どれも人気で、投資初心者にはおすすめのファンドになります!
投資信託の選び方(初心者が失敗しないために)
投資信託は、何となく選んでしまうと将来的に後悔することもあります。
ここでは、初心者が安心して選べるよう、重要なチェックポイントを解説します。
ポイント1:投資先の地域(全世界 vs 米国)
「世界中に分散したいか」「アメリカの成長に賭けたいか」で選ぶファンドが変わります。迷ったら、まずは全世界株式から始めると安心です。
ポイント2:信託報酬(手数料)
長期運用では、コストがじわじわと利益を削ります。信託報酬はできるだけ0.1%前後の低コストファンドを選びましょう。
ポイント3:純資産総額(ファンドの規模)
ファンドの残高が多いほど、多くの人に選ばれていて安定性があります。目安としては100億円以上がおすすめです。
運用実績6年ファンド構成
私は、2019年から旧つみたてNISAを開始し、2024年から新NISAへ移行しました。以下が実際に保有してきたファンドです。
旧NISA(2020〜)の運用ファンド
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
運用実績は、こちらになります。
新NISA(2024〜)の運用ファンド
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
iFreeNEXT インド株インデックス
特に「全世界株式」と「米国株式」を併用することで、安定と成長のバランスを意識しています。
また、インド株は少額のアクセントとして取り入れています。
まとめ
とはいえ、まだ、オルカン一択に迷いがある方は、オルカンと、S&P500に投資するのも良いかと思います。
例えば、以下のような選択です。
1年経過すると、違いもあり、投資の面白さがわかるかもしれません。
つみたて投資枠・・・ eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
成長投資枠 ・・・ eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
新NISAは初心者にとっても強力な味方です。コツコツと時間をかけて、焦らずに資産形成をしていきましょう。
私の5年間の実体験が、あなたの第一歩の参考になれば嬉しいです。
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